マウイの風 .....ママのエッセイ
心ち良い風マウイ
ハワイのホノルル空港の税関チエックを、家族でいつものように受ける。エスカレーターを降りると、南国特有の甘い香りが家族を包んでくれる。
そう言えばハワイは主人と初めて訪れた地で、それ以来10年取り付かれてしまったと言えばおおげさだが、1年間の我が家のイベントのひとつである。
子育てや生活でイライラしているわたしの心にも、フーツと温かい気持ちがしみこんでくるのが解る。パパ有り難う。そして今年も家族皆んなでこれてよかったね!
いよいよ目的地マウイへ
ホノルル−カフルイのジエットのなかでは、オアフのワイキキビーチからダイヤモンドヘッドに別れをつげ、モロカイ、ラナイの島をながめながら...、子供たちは、1年ぶりに味わうグアバジュースを、スチュワートからもらい喜んでいた。子供の記憶はすばらしいもので、ジユースのあとはミントのキャンデーをくれるよと、笑顔がほころんでいた。
そそり立つ険しい緑の山々.....マウイに到着です。
カフルイに降りたち、レンタカーを借り、いざキヘイへ。毎回目に入ってくるのが、PUUNENE通りぞいの木々が貿易風により陸地にむけ傾いている。「オーツ」と家族は歓声をあげるのであった。こんなに強い風なのに日本の台風のような被害はないよと、パイヤに住む叔母様がいわれていたのを思い出した。
木陰で一休み
キヘイまで道のりは30分余りの10マイル(16KM)なのだが、ホテルのチェックインには、まだ3時間もあり子供たちを木陰で休ませることにした。そういえば上の子供は2学期の終業式が終わるやいなやフライトしたためスヤスヤと寝てしまつた。
(小さい子供づれの旅行にはアーリーチエックインをお薦め!)
波の音と日本の冬を忘れさす心ち良い風は、私をも眠りに誘うのだった。
何時間寝たのだろうか静かな波の音で目がさめ、海を眺めていると時間が止まってしまったみたいだ。この海からポリネシアの人々が楽園を求めやってきたのかなあ.....
目の前に船を漕いで現れるような気がする。沖に白い波しぶきがあがる。15〜30秒に1回同じ様な海域を、おもわず目をこらすとくじらのフルーキングだ。
主人と一緒に車内にいる子供たちを抱え急いで出て、しばし輝く海を眺めていた。この時期にしか見られない光景は私たち家族を歓迎しているようでもあった。
コンドミニアム
ハワイに訪れ、毎回驚くのがキッチンの使いやすさだ。今までのハワイ旅行のうち一度だけホテルを利用しただけであとはコンドミニアムをフル活用している。
なぜコンドミニアムが好きかって?
1.料金がやすい
2.部屋が広いフルキッチン洗濯機、アイロンがある (いつも我が家は手荷物バック1つで旅行。旅の思い出の増えた物は現地調達のスーツケースへ)
3.1階の部屋だと部屋から芝の庭に出れる...うーんラッキーなコンドミニアム!
4.マウイで生活って感じ
5.小さな子供がいると服を良く汚すけど、洗濯も簡単!
6.おやつが沢山つくれる
7.遊び疲れた後、広いリビングでのんびりとくつろげる
キッチン
本当によくつくられている。キッチンカウンターを中央にL字型にシンクが取り囲んでいる。
オーブン、冷蔵庫、食器洗い機は、我が家のより随分と大きい。これぞアメリカンスタイルって感じだ。
大きいと料理から、かたずけまでスムーズにできる。器を沢山使う日本料理には、最適なサイズの食器洗い機だ。
少しでもクリーンな環境をと願う、一主婦なので、あえてディスポーザーの話しはしません。

テレビ
子供の好きなTV番組、カーテゥーンネットワークは、アニメが多くて笑いがとまらなかった。子供たちは、「弱虫クルッパー」の大ファンだ。
「トムとジェリー」は私自身、幼い時よく見ていたので、子供の頃にフィードバックし、子供といっしょに見れることが幸せで心が熱くなった。
ディズニーのチャンネルも愉快愉快。
(「リトル.マーメード」のTV番を放送していた。アリエルが可愛らしく、セバスチャンの愉快なこと...)
チャンネル7はマウイの観光や食事、ショッピングをあますことなく放送し次の日のマウイでの過し方の参考になる。
ビーチ
水着を着てサンダ ルを履き、あの静かなビーチへ出かけよう。
カアーナパリのビーチも良かったが、私たちはキヘイのカマオレビーチがお馴染みだ。
ホテルからそのまま出て、ブギーボードを小脇に抱え、道路を横切ると目の前に、北はマアラエア、南にモロキニ島が望め、海の青さは、澄み切った空に続いている様な錯覚を感じさせる。
砂浜を歩くと、足首にカップチーノのクリーミーなミルクのような波の泡がうちよせる。
砂の上に横になり目をとじると、まぶたに太陽の暖かさを感じる。ハワイは日差しが強いと言われているが、真夏の日本より柔らかく、心の中もあったかく包みこんでくれる。日本の寒い時期にこちらにくるとこの暖かさは格別だ。
さあいよいよ幾つ波に乗れるかなぁ.....?
穏やかな風
毎回マウイの地に訪れてびっくりするのが、マナーのよさである。
この地に、ここ数年続けて来ている理由の1つである。ここに来るとほっとし、自分の心の中が、マウイの青く澄んだ空と一緒に、透明なものになっているのがわかる。
家族で夕食準備のためスーパーに出かけると、店内の通路で買い物客とすれちがう度に「excuse
me」、「no problem」とお互いを気づかい、レジでは、互いに1日の幸せを願う言葉は実にうつくしいと思った。心があったかくなってくるのが解る。
こんな気持ちになるのは、スーパーだけではない。おりしもクリスマスシーズンということで、郵便局は沢山の人でごったがえしていた。カウンターは空いているのに人々は割り込みもせず、列を乱す事もなくのんびりと順番が来るのを待っている。「ああー ゆったりしている。」
そして交通マナーも例外ではない。知らない人どうしでもちょっとした気づかいで、あったかい風がやって来る。
私の家族の心にもマウイの穏やかな風が流れて来た。

太陽の家−ハレアカラ

ハワイの島々が、火山の噴火により出来上がったと痛感させられる山、それがハレアカラ山だ。
世界最大の休火山で、夜明けから日没まで様々な表情で、私達家族を出迎えてくれる。
頂上(3055M)で目に入るのは想像を絶する自然の驚異。荒々しく赤茶色の土を見せる火口には、11個の火口丘があり、これが昔マウイ島が誕生したなごりかと思うと、自然というのは、人間が創りあげることのできない、すばらしく大きな力を感じる。
家族皆でここに立つと、夫や子供たちと巡り合えたことの不思議、自然の中で生かされている私がいて、はるか昔より息づいている山は力強く包んでくれる。
日中とは違う表情をしている、夜明け前のハレアカラ山は、あたたかいハワイの気候からは、想像できない寒さである。
ジャケットやホテルの毛布を羽織っても、歯と歯が噛み合わないほどで震えが止まらず、にぎやかな家族でさえ無言になってしまった。ピーンと張り詰めた空気は、身も心もキリッと引き締めてくれる。
東の空が青白くなり、いよいよ太陽が登り出す。マウイの一日のはじまりです。
今日も楽しい出会いがありますように!

サトウキビ列車
子供たちの大好きな乗り物、サトウキビ列車に乗り込んだ。
西にリゾート地ならではの美しい景色を写し出し、ゴルフ場が広がっている。東のプウククイ山の裾野尾には、昔、サトウキビ畑が広がり大きな工場もあったそうだ。
現在の素晴らしいリゾートからはとても想像がつかない。
窓ガラスのない列車は、ゆったりとした風といっしょに、サトウキビの高き葉が海の風にゆれ、ざわめいているかの様な幻想の世界へ運んでくれる。
今、こうしてこの地を簡単に訪れることができるのも、現地の人のあたたかさや、日本人開拓者の労働の活躍やハワイの文化に溶けこまれた偉大さ、時代背景を生きられた力強さの上に成り立っていると痛切に感じる。
マカデミアナッツ
ハワイの特産物と言えば、すぐ思い出すのが、トロピカルなフルーツだ。年間を通して、とても温暖な気候のため、ハワイでは、毎日食べる事ができる。マウイの叔母様の庭にも、沢山のフルーツが植えて在り、あまい香りに包まれていた。成っているのを直接見る子供たちは、とても不思議そうに見入っていた。木に成っているフルーツを、自分の手でもぎ取って食べるおいしさは、格別。甘く強い香りを放つバナナや完熟したパパイア、直径12cmぐらいのまん丸のアボガドは、実にクリーミーで日本では味わう事のできないおいしさ。チョコ、クッキーなどいろいろなお菓子や料理に使えるマカデミアナッツの殻は、たいへん固く、あのおいしさからは想像がつかない。その殻を割るには、金槌ではまったくだめで、叔父様の特性マシーンでカキーーンとひとつずつ、ていねいに実を出すしかない。実だけが入っている市販のカンとは違い、そのフレッシュな実はなんとも言えない味わいで、固い殻を何度も何度も割った。沢山食べて、ニコニコする私たちを見て、叔父様も笑いがたえなかった。楽しい一日を過ごさせていただいた。お土産にもちろん、しっかり頂いて帰り、コン
ドミニアムのオーブンでローストし、楽しかったマウイの叔父様、叔母様のあたたかさを思い出しながら、殻のマカデミアナッツと格闘した。
素敵な出会いに感謝して
いつ訪れても、あたたかく、もてなして頂き、家族もほんわか気分に包まれる叔父様、叔母様。仕事疲れにもかかわらずコンドに来て頂いたK夫妻。頂いたワインはマウイの新鮮な香りを運んでくれました。船上で偶然お会い出来たS氏。皆様とマウイでの出会いで交わした握手、再び出会える事を願っています。
マウイは自然も素晴らしいですが、この地に住んでいる人々も心豊かで、家族に取ってすてきな思い出になりました。私も心豊かで在りたい。素敵な出会いに感謝して.....。

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